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越境ECとは?越境ECのメリットと拡大している理由を紹介!

公開日:2021/08/15  最終更新日:2021/06/14


「自社自慢の商品なのに売り上げが伸びない」と悩んでいる企業担当者は、越境ECを考えてみてはいかがでしょうか。高品質な日本商品は海外で人気があり、越境ECの市場は今後も成長するでしょう。拡大が見込める市場に低コストで参入して、売り上げを伸ばしませんか。今回の記事では越境ECの基礎知識とメリット、拡大している理由を紹介します。

越境ECとは?

越境とは国境を越えることです。つまり越境ECとは、国境を越えて行われる国際的な電子商取引(EC)のことを指します。越境ECでは海外の消費者に向けて商品を販売でき、顧客開拓を狙えるでしょう。

さらに民芸品から家電製品まで、さまざまな日本の製品が購入されています。商圏を海外まで広げることで、商品が購入される可能性が高まるのです。しかも、将来的にも拡大すると見込まれている魅力的な市場となっています。

越境ECのメリット

顧客開拓ができる

越境ECに取り組めば、海外にも販路を広げることができます。つまり、新たな顧客開拓による売り上げ増加が期待できるのです。また、2018年の英国での成人3,000人を対象とした調査によると、55%の人が昨年よりもオンラインで買い物をしたと答えています。

さらに、43%は実店舗よりもオンラインで予期しない商品を購入する可能性が高いと言及しているのです。この結果から、英国人がネットショッピングを利用する頻度は増加傾向にあり、ついで買いも見込むことができると考えられます。海外でのネットショッピング市場の成長を推察させる結果ですね。越境ECは現地に実店舗を構えるより、効果的なアプローチ方法といえるでしょう。

成長が見込める市場である

日本の国内市場は、少子高齢化により縮小していくことが見込まれています。それに対し、越境ECの市場は規模が大きく右肩上がりの成長を見せているのです。中国を例にとると、越境ECはインバウンドを上回っています。平成30年において、日本・米国・中国の3か国間における越境ECの市場規模は、いずれの国でも増加しました。

とくに中国消費者による越境EC購入額の伸長率は著しく、日本事業者からの購入額は1兆5,345億円で前年比18.2%増加しています。また、米国事業者からの購入額は1兆7,278億円(前年比18.5%増)となっており、中国消費者による越境EC購入額の拡大が目立っているのです。

低コストで海外の顧客にアプローチできる

現地に実店舗を構えようとすると、店舗を借りて現地スタッフを雇い、現地の法律を理解するなど、手間と金銭的なコストがかかります。場合によっては海外進出のコンサルタントを雇い、料金を支払うこともあるでしょう。しかし、越境ECならば数万円~数十万円程度でスタートできるのです。

日本の商品は海外で人気がある

日本食レストランが海外で増加しているように(アジアで2019年の日本食レストランは2017年と比較し5割増)、世界では日本ブームが起きているとされています。欧米では和服などの民芸品が好まれており、中国では日本の家電や衛生用品がよく売れています。タイなどのアジア諸国でも、日本の高品質な商品は人気が高いようです。越境ECサイトなら、日本に直接足を運ぶことができない層にも商品を購入してもらえるでしょう。

越境ECが拡大している理由

ネットショッピングが手軽になった

近年、スマートフォンやタブレット、パソコンなどのインターネット端末は世界的にも普及してきており、インターネットの利用者は増え続けています。仮に固定回線の整備が遅れていても、スマートフォン経由でインターネットにアクセスできるでしょう。ネットショッピングがより手軽に、身近になってきているのです。

リピート顧客が増加している

日本を訪れる外国人は増えていますが、その中には日本で購入した製品が気に入り、帰国後越境ECを利用してリピート購入する人もいます。

アジアは現在EC事業の成長期

とくにアジアはEC事業の始まりが欧米諸国と比較し遅かったため、さらに成長が見込める市場となっているのです。人口の多い中国の越境EC購入額は大きく伸長しており、アジア諸国においてもスマートフォンが普及してきています。アジアのEC事業が、今後急速に伸びていく根拠になるといえるでしょう。また日本食レストランの出店数増加からもわかるように、日本文化がアジアでも好まれています。市場の成長期を逃さないようにしましょう。

 

成長を続ける越境ECは魅力的です。実店舗を出店するより低コストで、日本製品に魅力を感じている人と接点を持つことができます。さらに、外国人がネットショッピングを利用する頻度は増加傾向にあり、越境ECは効果的な戦略といえるでしょう。「国内市場では頭打ちだと感じている」「海外進出したいが実店舗の出店は費用が高すぎる」越境ECは企業の強い味方といえるでしょう。

新たな顧客を開拓したい、海外進出を狙っている企業担当者は、越境ECサイトの構築から始めてみるとよさそうです。構築を自社で賄えない場合は、将来どの程度採算がとれるか試算しながら、外部に委託する方法も視野に入れてみましょう。

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