ECサイトの売上を向上させる!キャンペーンを実施するときの注意点
「新規顧客を取り込みたい」「既存顧客が離れていっている」このような悩みに直面した時、思いつくのが“キャンペーンの実施”ではないでしょうか。キャンペーンを行うことで、顧客に自社店舗の存在を認知してもらったり、既存顧客に再び来店してもらったりできるのです。今回はキャンペーンの実施方法や、実施する際の注意点などを紹介します。
ECサイトでキャンペーンを実施するメリット
認知度が上がる
キャンペーンを打ち出すことで、今まであなたのECサイト、ブランドを知らなかった人に存在を認知させることができます。まず存在に気づかなければ来訪することもないでしょう。キャンペーンを実施することであなたのサイトを知ってもらうことが、集客への第一歩となるのです。
「生きているサイト」だと認識される
顧客にとって困るのは、魅力的だと感じる商品を見つけたのに、そのサイトがきちんと運営されているのか、長期間放置されているのかわからないことでしょう。定期的にキャンペーンを実施することでサイトに変化が生まれ、「このECサイトは更新されているから安心して買い物ができる」と思ってもらえます。
長期的な利益が見込める
キャンペーンにより、新規・既存に関わらず顧客と良好な関係を維持できます。この関係がファンを生み出し、長期的な利益につながるのです。せっかく自店舗を利用しようとしてくれた顧客を失望させないよう、忙しくても常日頃と変わらず丁寧に対応しましょう。
キャンペーン内容の決め方
目的を決める
キャンペーンが終わった後の、理想の状態を考えます。「ECサイトで販売している商品の認知度がアップしていてほしい。」「ブランドイメージをアップしたい。」あるいは「新規顧客の増加を実現していたい。」など、思いつくことはたくさんあるでしょう。その中から目的を絞りこんでいくことが重要です。
ターゲットを決める
目的を決めた時点で、ターゲットが絞られている場合もあるかもしれません。しかし、たとえば「ブランドのイメージアップ」が目的ならば、次にキャンペーンで狙うターゲットを決めなくてはならないのです。既存顧客向けなのか、新規顧客向けなのか、男性なのか女性なのか、年齢層はどれくらいなのか、ターゲットもしっかりと決めるようにしましょう。
日程を決める
日程はターゲットに合わせて決めます。20~30代の若者をターゲットにしているのに、平日の昼間にキャンペーンを行っても効果が薄いことは想像できるでしょう。平日の日中、この年齢層の人は仕事中のことが多いものです。そのため、仕事が終わった夜からキャンペーンを始めるなど、工夫するとよいでしょう。
キャンペーン内容を決める
最後にキャンペーン内容を決めましょう。これもターゲットに合わせて考えることになります。新規顧客獲得を狙うなら「全商品○%OFF」というバーゲンがよいかもしれません。既存顧客の再来を促すなら、「会員限定のプレゼント」「クーポンの配布」などが考えられます。
キャンペーンを実施するときの注意点
目的と実施するキャンペーンがずれないようにする
新規顧客が標的のキャンペーンで告知にメールを利用する、高齢者がターゲットなのにTwitterでキャンペーンを実施する方法をとると、効果は薄そうですよね。新規顧客ならセールやプレゼント、高齢者ならお友だち紹介キャンペーンの方が喜んでもらえそうです。
「安売り商法」はやりすぎない
「安売り」は効果がありますが、いつでも安売りをしていると「あのお店はいつもセールをしている」というイメージがついて、ブランド力が下がってしまう可能性があります。そして安売りセールをしないと買ってもらえないということにもつながるため、安売り商法は他のキャンペーンで挟んで実施するなど、安売りだけを印象づけない工夫が必要です。
ECサイトは使いやすく作っておく
せっかくキャンペーンを行って顧客がサイトに来てくれたとしても、そのサイトが使いにくかったら離れて行ってしまいます。商品のコンセプトにあったデザインにすることも重要ですが、ECサイトでは「使いやすさ・わかりやすさ」を優先させましょう。
サーバー環境をテストしておく
キャンペーンを行うと、アクセスが集中することが予測されます。そのアクセスにサーバーが耐えられないと、せっかくサイトにやってきた顧客が商品の購入をできず売り上げ向上につながりません。ブランドイメージも悪化してしまいます。アクセスが増加しても正常に動作できるか、確認しておきましょう。
その時々に合わせ、適したキャンペーンを実施できれば売り上げの向上につながるでしょう。新規顧客の獲得から、リピート客の増加まで狙うことができ、ブランドイメージも上げられます。キャンペーンを成功させるには、ECサイトそのものの使いやすさ、サーバーが増加したアクセスを処理できるかどうかの確認など前準備も重要です。キャンペーン内容を考えながら、環境面も整えていきましょう。