サイトのリニューアルや運用効率を上げたい方必見!おすすめのECサイト構築システムの最新情報を比較形式でご紹介!

ECサイト構築の基礎知識

公開日:2019/12/17  最終更新日:2019/12/18


ECサイトのシステムには、ASP、オープンソース、パッケージ、フルスクラッチの4種類があります。もちろん、各システムごとにメリット・デメリットや価格相場が異なります。

運営の仕方、取り扱う商品のジャンルなどを考慮し、最適なものを選ぶと良いですよ。

今回は各システムごとに特徴を分けて、まとめてみました。ぜひチェックしてみてください。

システムの種類

ASP

ASPは、Application Service Providerの略称。いわゆるクラウド型サービスで、インターネットを経由してECサイトの仕組みを利用できるというものです。

ソフトのインストールなどが必要なく、ネット上ですぐにECサイトを開設できてしまいます!代表的なものだとBASE、カラーミーショップ、Shopifyなどが挙げられます。

オープンソース

オープンソースは名前のとおり、オープン(公開)になっているソフトウェア。誰でも無料で使うことができ、複製・改変・再配布が認められているのが特徴です。

代表的なのはEC-CUBE、Magentoです。

パッケージ

パッケージはシステム構築会社が、あらかじめ枠組みとなるものを用意して販売しています。システム構築に必要な機能が最初から全て揃っています。

カスタマイズ必須の中規模~大規模なECサイトに使用されることが多いようです。

フルスクラッチ

フルスクラッチは、完全オリジナルのシステムを新規で開発するタイプです。4つの中で最もコストがかかりますが、カスタマイズ性が高いのが特徴です。

価格相場

ASP

・初期費用:0~数十万円

・月額費用:数千円~5万円程度

4つの中で最も初期費用と月額費用が低いのがASPです。そのため、EC事業をスタートさせたばかりの企業や年商1億円以下の小規模EC事業者に、比較的コストの安いASPが適していると言えます。

オープンソース

・初期費用:0~数百万円

・月額費用:数千円~数百万円

ASP同様、低いコストでシステム構築・運営できるのがオープンソースです。年商1億円くらいのEC事業者に向いています。

ASPには難しい個別のカスタマイズ、自社設備での運用を検討中ならオープンソースがおすすめです。

パッケージ

・初期費用:数十万~数千万円

・月額費用:数万円~数百万円

パッケージは月々の維持費も考えると高め。場合によってはフルスクラッチよりも高くなる可能性があります。

フルスクラッチ

・初期費用:1,000万円以上

・月額費用:数十万円以上

フルスクラッチは、インフラを整えたり、サーバーなどの設備の用意にも費用がかかるので、初期費用が高くなってしまいます。

メリット・デメリット

ASP

【メリット】

コスト(初期費用・維持費)が安い

短期間で構築可能

・クラウド型なのでサーバーやインストール作業が要らない

・常にバージョンアップするのでいつも最新バージョンで使用可能

【デメリット】

カスタマイズができず、デザインに縛りがあるなど柔軟性に乏しい

・自社システムと連携することが難しい

・アクセスの多い大規模サイトの運営は難しい

オープンソース

【メリット】

無料で使用可能

カスタマイズ、デザインが自由

・ライセンス費用がかからないので安く構築できる

・自社のシステム担当で保守・運用ができる

・機能の拡張が簡単にできる

【デメリット】

・専門知識がなければ操作が難しい

サポートがないのでバグやトラブルは自力で解決しなければならない

・セキュリティに不安がある

・現行バージョンの寿命が短く、すぐにシステムが古くなる

パッケージ

【メリット】

カスタマイズ性が高く、機能拡張やデザインも自由

・大規模なサイト構築にも対応可能

【デメリット】

コスト(初期費用・維持費)は高め

・構築から実装まである程度時間がかかる

・システムが古くなり、バージョンアップのたびに新たに費用がかかる

フルスクラッチ

【メリット】

アクセスの多い大規模サイトに適している

・どんな要件のシステムにも対応可能

・オリジナルで新規開発するため、カスタマイズ性に優れている

【デメリット】

コスト(初期費用・維持費)が高い

・構築から実装まで時間がかかる

まとめ

「ECサイト構築の基礎知識」として、さまざまな情報をまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。ECサイトの構築にはASP、オープンソース、パッケージ、フルスクラッチの4つの種類がありますが、各システムによってメリット・デメリットは違います。

それぞれに最適な運営方法があるので、当然ですが、一概に「これが良い」とは言えません。そのため、どのような運営方法をしていきたいか、サイト・事業規模などに合わせてどのシステムを使うのかを決めることが大切です。

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