定期コースを作りたいECサイトに欠かせない機能とは
ECサイトに定期コースを導入しようと考えているけれど、「システムの特徴を把握しきれていない」という人も多いのではないでしょうか?この記事では、ECサイトに定期コースを作りたい人に向けて、システムの種類や導入時のポイントを紹介します。特徴を理解することでECサイトの売上増加も期待できるため、ぜひ参考にしてください。
定期的にサービスを受けられる「サブスク」が流行中!
サブスクとは、サブスクリプションの略です。商品やサービスを、定められた料金で一定の期間利用できるシステムを指します。近年、サブスク型のビジネスの需要は高まりを見せており、多くの企業から注目されているサービスといえるでしょう。
WEB会議システム
サブスクの代表的な例として、WEB会議システムが挙げられます。その名の通り、社内の会議をWEB上で行えるシステムです。多くの企業が導入しており、日本だけでなく世界中で活用されています。加えて、個人間でのオンライン飲み会や同窓会などの集まりに利用されるケースも増えているようです。
売上を伸ばした企業が多数!
サブスクを導入した結果、売上を伸ばした企業も多くあります。ソフトウェア企業や外資系企業、日本の食材宅配企業まで、幅広い業界でサブスクが流行中です。これは、コロナ禍により対面を避けた販売方法が推奨される現代ならではといえるでしょう。
定期コースやサブスクを作るシステムの種類
こちらでは、定期コースやサブスクを作るシステムの種類を紹介します。定期コースやサブスクのシステムは、特定の分野に特化した機能が備えられているケースが多いです。
そのため、自社が提供している商品やサービスにマッチするシステムを選択しなければ、ECサイトの繁栄は難しいといえるでしょう。さまざまな種類のシステムを比較・検討する前に、内容を理解しておきましょう。
■定額で使い放題
月単位や年単位など、決められた期間分の料金を支払うことでサービスが受けられるシステムです。WEB会議システムや動画・音楽配信、本・雑誌の配信などに適しているでしょう。
■リピート通販
物販に適したシステムとして、リピート通販が挙げられます。リピート通販では、決められた数の商品を定期的に購入することが可能です。例えば、1回あたりの使用料が決まっている健康食品や化粧品などがリピート通販に向いているといえるでしょう。
■単品通販
物販の中でも、1つの商品を繰り返し販売する方法が単品通販です。商品だけでなく、同じブランドの品を取り扱っている場合も単品通販に分類されます。特定のブランドや商品の魅力をアピールしたい場合に有効的なシステム。複数の商品を取り扱うECサイトに比べ小さい規模で済むため、参入しやすいメリットもあるでしょう。
■頒布会
頒布会は、おすすめ品などを月替わりでお届けするシステムです。会員制となっており、例えば食器のセットを毎月1つずつ届ける手法が用いられます。近年では、食料品を届ける頒布会も普及しているようです。
システムを選ぶときのポイント
実際に、定期コースやサブスクを作るシステムはどのような点を意識して選択すればよいのでしょう。ここからは、システムを選ぶときのポイントを紹介します。
■コスト面
システムを導入する場合、コスト面は重要です。発生する料金には、契約時の初期費用やメンテナンスのための月額費用、サーバーの運用費用などがあります。システムにかかる費用は事前にすべてチェックしておきましょう。
ただし、安さだけに着目するのは危険です。コストを抑えた結果、必要な機能が備わっておらず希望通りにECサイトを運営できないケースも考えられます。システムを選ぶときは、費用に見合った機能が搭載されているかの確認も重要です。
■決済方法
利用者が支払いを行う際の決済方法にも注意しましょう。ネットショッピングの利用者は、大抵の場合クレジットカードを利用します。決済に使えるカードの種類が少ないと、それを理由に購入を思いとどまるケースもあるのです。同時に、クレジットカードを所持していないユーザー層や、現金での支払いを希望する人への配慮も重要。代引きや銀行振込みなど、幅広い決済方法に対応できることが望ましいでしょう。
■利用者の使い勝手を考慮する
企業がどれほど高性能なシステムを搭載していても、利用者が不便に感じては意味がありません。豊富な機能は逆に複雑となり、利用者に「分かりにくい」「使いづらい」といった印象を与える可能性もあります。
入力項目が多かったり購入までの手間が多かったりすれば、ユーザーが離れてしまう原因にもなるでしょう。システムを導入するときは、利用者の使い勝手を考慮し、見やすい画面に必要な機能のみが搭載されたシステムの選択がおすすめです。
この記事では、ECサイトに定期コースを作りたい人に向け、システムの種類や導入時のポイントを解説しました。定期コースやサブスクを作るシステムは豊富です。自社が提供している商品やサービスに適したシステムの導入により、ECサイトの利用者増加にもつながるでしょう。定期コースは利用者の使いやすさも考慮することで、企業の売上向上が目指せるサービスといえるでしょう。