サイトのリニューアルや運用効率を上げたい方必見!おすすめのECサイト構築システムの最新情報を比較形式でご紹介!

ECシステム導入前に抑えておきたいアフターサポートや保守について

公開日:2020/04/15  最終更新日:2020/04/20

ネット通販が盛り上がる近年ではECサイト構築の為にECシステムを探す会社も多くなりました。その時に費用相場や利便性をチェックする事は重要ですが、導入前には必ずアフターサポートや保守点検がどの程度なのかをチェックしておく事も注意しなければいけないポイントです。そこで今回、ECシステムについてポイントをご紹介していきます。

ECサイトの概要を教えて!

ECサイトとは、インターネット上で行われる商取引全般の事です。一般的にはネット通販サイトと考えておけば齟齬がありません。現在スマホの普及率が70%以上になった事もあり、市場規模も2010年度には7兆円規模だった物が8年後の2018年には17兆円にまで発展しています。

実店舗を運営するのに比べて、人件費や設備費が格段に安く済む為に最低限のコストで事業展開出来る事が大きいメリットです。市場規模の拡大に伴い、他社競合が激化している事もあって実店舗の時と同様にマーケティングを行って情報を正確に分析する必要がありますが、その点を差引いたとしてもとても魅力的な選択肢と言えます。

現在、ECサイトには、大手の企業がECサイトの構築を行い他の企業がそれを利用するネット上のショッピングモールとも言えるモール型と、自社が0からECサイトを構築して事業展開をする自社ECサイト運営型の2種類があります。

どちらにもメリットとデメリットがあり、モール型の方は運営に掛かる手間を全て運営サイトが引き受けてくれますし、信頼度や知名度の力を借りる事が出来ます。ただし、マーケティングに必要な情報が不開示である事や、利用料の発生の問題等が起きます。

それに対して、自社サイト運営型はECサイト構築の為のECサイト選抜や、導入までの地ならしの手間が掛かりますが、収益率が高い事が大きいメリットになります。そしてアフターサポートや保守点検を注意しなければならないのは、特に自社ECサイト運営型の場合です。

ECサイト構築の為のECシステムについて教えて!

現在、主流になっているECシステムはASPとオープンソース、パッケージとフルスクラッチの4種類です。

この中で値段と導入速度の速さで言えば、ASPが首位になります。これはクラウドサービス型のECサイトですので、導入を決定すれば1週間~1ヵ月以内で即使用が可能です。アフターサポートや保守点検も基本的に会社の持ち所になります。初期投資は0~数十万、月額利用料も数千~数万規模です。

ただし、情報が外部のサーバーに行く問題がありますので、自社で出来る保守としては必ず情報を暗号化する事や暗号解読キーを管理会社の人間であっても見せない様に注意する事等は必須事項となります。

オープンソースは、ネット上にフリー素材として配布されているタイプの物です。カスタマイズが出来ない事が多いASPよりはカスタマイズの余地があります。初期投資は0~数百万、月額は数千円~数百万単位が多いです。この場合の保守やアフターサポートはフリー素材ですので、かなりの差が出ます。型落ちで現在は保守が行われていない場合や、サポート対象外になっていないかは常に注意しないといけません。

パッケージは制作会社がサイト構築に必要な材料をワンセットにしてくれている物で、初期投資が数十万~数千万、月額数万~数百万となっており、かなり高くなります。これはメーカーのサポート対象期間を注意して見ておく必要や、アップデートがどの程度頻繁に行われるかを確認しておく必要があります。

フルスクラッチの方は0からシステムを構築しますので、アフターサポート体制も自社で工面しないといけません。初期投資で1,000万以上、月額で数十万円の費用が掛かります。

アフターサポートの補足と他に導入注意点は?

アフターサポートの方は、自社で0から工面する事になるフルスクラッチ型も含めて、仮に何処かに依頼してECサイト構築をしてもらう場合には「何時まで、どの程度やってくれるのか」は必ずチェックしておく必要があります。出来れば本格的にシステムダウンをした時に保守点検スタッフを24時間365日派遣してくれる体制もあれば理想的です。

その点以外では、導入の場合には機能と期間の面で見ていく方法もあります。決済方法等が代表的ですが、ネット通販で決済方法が多彩か否かは売り上げに大きく響きます。キャッシュカード以外にもネット決済方法が豊富で無かったりすると、ネット通販で他社競合が激しい昨今、顧客は他所へ流れてしまう目算が高くなります。

ショッピングカート機能を実装し、何を購入し、支払いに幾ら掛かるのかが利用者に見やすくなる様な工夫等も含めて、顧客の立場に立ったサイト構築が重要です。セキュリティに付いても同様で、不正アクセス問題や情報の抜き取り等、1つ対応を誤れば大きい打撃になりかねない要因は確実に埋めておく必要があります。

その上で、後は導入までの期間を確認していきます。ASP以外のソフトを使う場合は、平均で2~8ヶ月、もしくは4ヶ月~8ヶ月が平均時間であり、誤差や凝った物の準備を考えるならば、平均で半年~1年は見ないといけません。全ての会社にとって条件が良いシステムはありませんが、自社に合った物は慎重に候補を見繕えば必ず見つかりますので、まずはそれぞれの特徴把握に努めて下さい。

 

ECサイトにはモール型と自社ECサイト運営型があり、ECシステムは後者の自社ECサイト運営型の場合に大きく影響して来ます。アフターサポートや保守点検は、選択肢によって相当変わりますので、必ずサポート期間やその内容を要チェックする事をお勧めします。その上で、機能や導入に要する時間をチェックすれば完璧です。

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